この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
義父との秘密
第3章 柔肌の疼き
麻奈美は口を手で慌ててふさいだ、


「そうだな、学生の頃から秘書をしてくれた麻奈美には、俺からのご褒美だと思ってくれ。」


 そこまで言われると、麻奈美は素直にうなずくしかなかった。


(学生の頃から秘書?うそでしょ、彼女が相当優秀ってこと?)


 和美は、驚きを持って麻奈美を見つめていた。
 三十分もすると会場のホテルに着き、神崎麻奈美の案内で控室へ通された。


「麻奈美、待ちくたびれたよ。」


 麻奈美の婚約者が立ち上がり抱きしめようとした。


「加納君だね。神崎君から話は聞いているよ。結婚式には、私も出席させてもらうよ。」


 麻奈美を抱きしめようとした動きが止まり、驚きと狼狽と、様々な物が加納の顔に浮かんでは消えた。


「幸治さん!社長がいらっしゃるって、言ったでしょ。それにあなた、私に隠してることがあるでしょ。」


 麻奈美にギロリっと、ひとにらみされ、加納は急に大人しくなった。


「あっ!えっ?ごめん。異動のことは、きょう話すつもりだったんだ。」


 弁解をしようとする加納を無視して、


「社長、あちらです。冴子さん、ご案内をお願い。」


 目の端で冴子の姿を捉えると、テキパキと指示を出した。


「社長、こちらです。お嫁さんもご一緒に。で、よろしいんですよね、社長。」


 冴子がさらに奥の部屋へ案内しながら、忠義に聞いた。


「あぁ、彼女のことかね?和美さんでいいよ。息子の嫁だ。つまり、次期社長の奥様さ。」


「あっ、はい。それでは、そのように。それと、ドレスはこれでよろしいでしょうか?麻奈美先輩から、社長のチェックを受けるようにって、、」


 冴子が頬を少し赤らめ、控え室の扉をしめた。


「うむ、それなら鏡の前に立ちなさい。見てあげよう。」


(ふふ、和美は驚くぞ。まっ、見てのお楽しみか。)


 部屋の隅の姿見の前に冴子が立った。


「うん、そこでいい。まず下着を見せて貰おうか。ドレスを脱ぐんだ。」


「えっ、あの、和美さんがおられるのに、ですか?」


 忠義がニヤリッと笑い、うなずいた。
 冴子は少しうなだれ、唇を噛んだ。


「冴子、言われた通り出来なけりゃ、帰っていいぞ。」


「そんな、先生、あっ!社長、待って下さい。」


 覚悟を決めたように冴子は、明るいオレンジのドレスを脱ぎはじめた。
/105ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ