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義父との秘密
第3章 柔肌の疼き
麻奈美は口を手で慌ててふさいだ、
「そうだな、学生の頃から秘書をしてくれた麻奈美には、俺からのご褒美だと思ってくれ。」
そこまで言われると、麻奈美は素直にうなずくしかなかった。
(学生の頃から秘書?うそでしょ、彼女が相当優秀ってこと?)
和美は、驚きを持って麻奈美を見つめていた。
三十分もすると会場のホテルに着き、神崎麻奈美の案内で控室へ通された。
「麻奈美、待ちくたびれたよ。」
麻奈美の婚約者が立ち上がり抱きしめようとした。
「加納君だね。神崎君から話は聞いているよ。結婚式には、私も出席させてもらうよ。」
麻奈美を抱きしめようとした動きが止まり、驚きと狼狽と、様々な物が加納の顔に浮かんでは消えた。
「幸治さん!社長がいらっしゃるって、言ったでしょ。それにあなた、私に隠してることがあるでしょ。」
麻奈美にギロリっと、ひとにらみされ、加納は急に大人しくなった。
「あっ!えっ?ごめん。異動のことは、きょう話すつもりだったんだ。」
弁解をしようとする加納を無視して、
「社長、あちらです。冴子さん、ご案内をお願い。」
目の端で冴子の姿を捉えると、テキパキと指示を出した。
「社長、こちらです。お嫁さんもご一緒に。で、よろしいんですよね、社長。」
冴子がさらに奥の部屋へ案内しながら、忠義に聞いた。
「あぁ、彼女のことかね?和美さんでいいよ。息子の嫁だ。つまり、次期社長の奥様さ。」
「あっ、はい。それでは、そのように。それと、ドレスはこれでよろしいでしょうか?麻奈美先輩から、社長のチェックを受けるようにって、、」
冴子が頬を少し赤らめ、控え室の扉をしめた。
「うむ、それなら鏡の前に立ちなさい。見てあげよう。」
(ふふ、和美は驚くぞ。まっ、見てのお楽しみか。)
部屋の隅の姿見の前に冴子が立った。
「うん、そこでいい。まず下着を見せて貰おうか。ドレスを脱ぐんだ。」
「えっ、あの、和美さんがおられるのに、ですか?」
忠義がニヤリッと笑い、うなずいた。
冴子は少しうなだれ、唇を噛んだ。
「冴子、言われた通り出来なけりゃ、帰っていいぞ。」
「そんな、先生、あっ!社長、待って下さい。」
覚悟を決めたように冴子は、明るいオレンジのドレスを脱ぎはじめた。
「そうだな、学生の頃から秘書をしてくれた麻奈美には、俺からのご褒美だと思ってくれ。」
そこまで言われると、麻奈美は素直にうなずくしかなかった。
(学生の頃から秘書?うそでしょ、彼女が相当優秀ってこと?)
和美は、驚きを持って麻奈美を見つめていた。
三十分もすると会場のホテルに着き、神崎麻奈美の案内で控室へ通された。
「麻奈美、待ちくたびれたよ。」
麻奈美の婚約者が立ち上がり抱きしめようとした。
「加納君だね。神崎君から話は聞いているよ。結婚式には、私も出席させてもらうよ。」
麻奈美を抱きしめようとした動きが止まり、驚きと狼狽と、様々な物が加納の顔に浮かんでは消えた。
「幸治さん!社長がいらっしゃるって、言ったでしょ。それにあなた、私に隠してることがあるでしょ。」
麻奈美にギロリっと、ひとにらみされ、加納は急に大人しくなった。
「あっ!えっ?ごめん。異動のことは、きょう話すつもりだったんだ。」
弁解をしようとする加納を無視して、
「社長、あちらです。冴子さん、ご案内をお願い。」
目の端で冴子の姿を捉えると、テキパキと指示を出した。
「社長、こちらです。お嫁さんもご一緒に。で、よろしいんですよね、社長。」
冴子がさらに奥の部屋へ案内しながら、忠義に聞いた。
「あぁ、彼女のことかね?和美さんでいいよ。息子の嫁だ。つまり、次期社長の奥様さ。」
「あっ、はい。それでは、そのように。それと、ドレスはこれでよろしいでしょうか?麻奈美先輩から、社長のチェックを受けるようにって、、」
冴子が頬を少し赤らめ、控え室の扉をしめた。
「うむ、それなら鏡の前に立ちなさい。見てあげよう。」
(ふふ、和美は驚くぞ。まっ、見てのお楽しみか。)
部屋の隅の姿見の前に冴子が立った。
「うん、そこでいい。まず下着を見せて貰おうか。ドレスを脱ぐんだ。」
「えっ、あの、和美さんがおられるのに、ですか?」
忠義がニヤリッと笑い、うなずいた。
冴子は少しうなだれ、唇を噛んだ。
「冴子、言われた通り出来なけりゃ、帰っていいぞ。」
「そんな、先生、あっ!社長、待って下さい。」
覚悟を決めたように冴子は、明るいオレンジのドレスを脱ぎはじめた。