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義父との秘密
第3章 柔肌の疼き
 和美のトンチンカンな質問に、


「いえ、それは、私だけです。冴子は、ついこの間です。それと、私は亡くなった社長の奥様の身代わりみたいなモノでした。」


 麻奈美の瞳に、一瞬悔しさと懐かしさが浮かんだ。


「でも、なぜ、今、私に話すのですか?」


 言いかけて、和美は唇を噛んだ。


(さっき、私が経験したのをこの人は知ってたわ。どうしよう、逃げなきゃ。)


「それは、あなたが私達と同じ経験をしたから。そして、私がなれなかったものに、あなたがなるから!」


「えっ、それって、、。」


 後の言葉を発する前に、和美は麻奈美に引きずられるように、控室の外に連れ出された。


「パーティーへ出る時間ですわ。私の婚約者の隣に座ってて下さい。私も一緒に居ますから。社長も十分ほどしたら、いらっしゃいます。」


「えっ、あっ、はい。あの、私はなぜ呼ばれたのですか?」


 麻奈美は皮肉な笑いを浮かべ、


「お聞きになってるでしょう、息子さんのお披露目です。その前に、あなたを皆さんに紹介をして、準備をしておくのです。」


 わかりましたか、という目で和美を見つめた。


「はい、聞いてはいます。わかりました、、。」


 渋々という感じで、和美が返事をした。


(なんで、この女なの?私じゃなく!でも、先生は、私の代わりはいないって、代わりは冴子って、、。いけない、私が結婚を決めたからね、、でも、悔しい。)


 和美を席まで案内しながら、麻奈美は唇を噛んだ。


「おっ、麻奈美、待ちくたびれたよ。社長は、あっ、その人は?」


 婚約者の加納幸治が、和美を指差しながら聞いた。
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