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義父との秘密
第4章 囚われて
 そう言って戻ろうとした和美に、


「そうか、会長はまたせておくさ。和美、来ないのか?まっ、かまわんがな。忠雄には別の道を行ってもらうかな?お前の心次第だがな。」


 和美が唇を噛んだ。


(いやよ、だれが、あなたの言うことなんか聞くものですか!でも、忠雄さんが、いえ、二人ならなんとかなるわ。)


「わかりました。それじゃぁ、会長さんには、あとから行くからと伝えます。」


 背中を向け出て行こうとする彼女に、


「ふふふ、そのまま帰るのか?俺はかまわんがな。あの映像を見たら忠雄がお前と暮らすとは思えんがな。どうするかは、お前の心一つだ。逃げ出すチャンスは沢山与えてやったのにな。」


 和美の身体が凍りついた。


(うそっ、そんな!あれは無理矢理、だめよ、だまされちゃ。)


 振り払うように和美が出口へ歩きはじめた瞬間、目の前に四角い物が突き出された。
 和美の息が一瞬止まった。


(うそっ、そんな、うそでしょ!)


 四角い物の中で、映像が惷き、白い肌が鞭打たれ、紅いロウが肌の上に華を咲かせていた。
 音は消されていたが、映像はあの夜の和美の恥態を映し出していた。


「和美、素直に逃げてればな。麻奈美、冴子、二人で和美の支度をしてやりなさい。」


 いつの間にか、義父に抱きすくめられズルズルと引きずられるように、部屋の奥まで連れていかれた。


「お義父様、な、なにを、するんです!」


 弱々しい声で抗議をしたが、義父の力強い腕に抱きすくめられ、なすすべもなかった。


「せ、先生、この女の支度ですね。予定通りでよろしいんですね。」


 肌に紅く縄の跡を残しながら、ゆっくりと一糸纏わぬ姿で麻奈美が立ち上がり、和美の着物の帯に手をかけた。
 帯留めがほどかれ、全ての物が彼女の身体から剥ぎ取られるまで時間はかからなかった。


「いやっ、止めて、こんなの間違ってます。お義父様、お願い!」


 生まれたままの姿にされ、抗議をしたが、全てを剥ぎ取られ、両手を麻奈美と冴子に握られ、義父の視線の前に和美はどうすることもかなわなかった。
 スラリとした和美の裸身が、昼の日差しに浮かび男の加虐心を煽った。


「麻奈美、冴子、良く見ておくんだ。この、しとやかなお嬢様風の顔をした人妻が、どれだけ淫らで恥知らずな牝犬に変わるかな!」


「はい、先生!」
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