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義父との秘密
第2章 ある夜から
 ヴィーンという音とともに、微かな振動が布地を通して、和美の敏感な乳首に感じられた。


(ヤッパリ、いい感じに伝わってくるわ。やだ、なに感心してるの!だめよ、捨てなきゃ!でも、強くしたら、、いけない、お義父さんに、見られたら、、)


 和美の中に、知りたいという欲求が高まり、リモコンの目盛りに指先がかかった瞬間、階段を降りる音が和美の動きを止めた。


「お義父さま、ビールでしたら、お持ちしますのに、。」


「ありがとう、和美さん。ちょっと気分転換に、ね。さっきのは処分したの?」


 慌てて、袋を忠良の目から隠すようにしながら、


「はい、片付けて置きました。」


「そうか、ありがとう。忠雄には内緒にしておいて下さいな。心配させたくないからね。」


 忠良は心の中でほくそ笑んだ。


「えっ?はい、わかりました。内緒ですね、お義父さま。」


「うん、よろしく頼むよ。」


 じゃあ、といいながら忠良はリビングを出ていった。
 和美が袋を目立たないように隠しているのを、目の端で確かめた。
 自分の部屋に入るとパソコンをすぐに開いた。


「さて、和美さんはあれをいつ使うのかな?しかし、どうするかな?」


 彼はクローゼットの隠し扉から、みかん箱を取り出し中身を確かめた。


(これで良し、あとは彼女がアレを使うのを待つだけだな。)


 彼のパソコンの画面には、さっき出てきたリビングが映っていた。


(ふうっ、危なかったわ。良かったぁ。どうしよう、アレを捨てなきゃ。)


 冷蔵庫から缶ビールを取り一口含んだ。


(でも、強くしたらどんな感じかな?て、なに考えてんの!でも、さっきの直接だったら、ばか!一回だけ、、なら。)


 和美は周りを確かめ、袋からピンク色のバイブレーターを取り出した。


(どうしよう。でも、私の好きに処分しろって、一回だけよ、ね。)


 リモコンのスイッチを入れ、目盛りを少し上げると、さっきまでとは違いバイブの先端が、ユックリと首を回すように動いた。
 ピンクのバイブを持ち上げ、今度はそっと布地の上から、乳首に触れさせた。


(えっ、さっきより効くわ。もっとあげたい。アソコにしたら、だめ、今は、あと、よ。)


 布地を通して伝わるバイブレーションに、彼女は一瞬囚われそうになりながら、辛うじて理性を取り戻した。
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