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義父との秘密
第4章 囚われて
 叫ぼうとした唇を生温いものがふさぎ、おぞましい義父の舌が侵入していた。


「ンン、、ンゥ、、」


 口を閉じようとしたが、ガッチリとした手でアゴを押さえられ、閉じることが出来なかった。
 舌の侵入に抵抗しようと、舌で義父の舌を押し出そうとしたが、返って舌と舌が、絡みつくような動きになった。


「ふふふ、可愛い唇だな。そのうち、お前から求めるようになる。」


 唇が離れ、あざ笑うように言うと、


「だれが、あなたのなんか!えっ!やっ!」


 和美の腕が後ろへ回され、再び縄が和美を囚えた。
 襦袢の上から縄が走り、和美を高手後手に縛り上げた。


「ふうん、抵抗はしないんだ。面白い女だ。躾のしがいがあるな。楽しみだ。」


「抵抗をしても無駄でしょう。ここからは逃げ出せないんでしょ。それに、、」


 強い口調で忠良に反発していたが、目の前を白いものが横切ると沈黙した。
 それは和美の中から引き抜かれ、淫汁で、テラテラヌラヌラと光るバイブレーターだった。


「どうしたね、和美。お前の大好きなオモチャじゃないか、それとも、嫌いなのかな?ふふふ。」


 悔しさと恥ずかしさで、和美は唇を噛んだ。
 忠良はにやにやとしながら、時計を確かめた。


(そろそろ限界が来てるはずだが?もう少し、様子を見るかな?まっ、あわてる必要はないしな。)


「和美、そろそろ、あっちを見てもらおうかな?」


 へっ?と、驚きながら忠良の指差す方を、ちらりと見た。


「えっ?うそっ、そんな、SMの!ここは、なんの!」


「ここか、ここは私の専用の部屋。ここを使えるのは、私だけだ。そして、あっちは、調教場。意味は、わかるよな和美。」


(さて、どうするかな?まだ暴れるかな?それとも素直に、いや無理だろう。しばらくは楽しませてもらうか?)


(なに、なにを期待してるの、この男は?私をどうしたいの?うそっ、違うわ!、、まさか、、ありえない、、)


 和美は自分の中に、新たな変化が生まれつつあるのを感じた。


「まさか、そんな、なにをされても、あなたのものには、なりません!」
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