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春うらら
第12章 水曜日
「じいちゃんの言う職場に行くっていうのは職場の近くに迎えに行くってことか?」なんて言って武志さんを見ると、「そうじゃない?」と肩をすくめてみせる。
兄貴の説明から店を探した、見過ごしそうになるほど分かりにくい店。偉い人とかがお忍びで来そうな感じのバー。
店のドアを開けてじいちゃんの名前を伝えると奥の
ボックス席に通される。店の中は意外に広く各スペースがさりげない仕切りで隔てられプライバシーにも配慮が深く落ち着く雰囲気。
先ほど、ママがすれ違いざまに言った
「レイちゃんのバー」
つまり、今彼女はこの近くでバイトしてるって事だ。早く終わったら店を探しに行きたいなぁ・・・なんて思いながら武志さんと案内された席に座る。
まだ来ない2人と女性を待ちながら武志さんとひとまず軽く乾杯をしようか?と言っていると「失礼します」と仕切りの向こうから声がかかり店の人が入って来た。俺は仕切りに背を向けて座っていたが入って来た人の顔を見た武志さんは目を見開くと・・・
「レイちゃん???」とつぶやいた。
兄貴の説明から店を探した、見過ごしそうになるほど分かりにくい店。偉い人とかがお忍びで来そうな感じのバー。
店のドアを開けてじいちゃんの名前を伝えると奥の
ボックス席に通される。店の中は意外に広く各スペースがさりげない仕切りで隔てられプライバシーにも配慮が深く落ち着く雰囲気。
先ほど、ママがすれ違いざまに言った
「レイちゃんのバー」
つまり、今彼女はこの近くでバイトしてるって事だ。早く終わったら店を探しに行きたいなぁ・・・なんて思いながら武志さんと案内された席に座る。
まだ来ない2人と女性を待ちながら武志さんとひとまず軽く乾杯をしようか?と言っていると「失礼します」と仕切りの向こうから声がかかり店の人が入って来た。俺は仕切りに背を向けて座っていたが入って来た人の顔を見た武志さんは目を見開くと・・・
「レイちゃん???」とつぶやいた。