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春うらら
第12章 水曜日
俺がじっと見送っていると・・・
「ルイの狙いは『レイちゃん』かぁ・・・いい趣味だねぇ・・・ライバル多いのもわかる。うちのカリンもめちゃめちゃ懐いてるし、もうおじいちゃんの身元もばれたんだから気にせず家に遊びに来てもらったら?カリンがすっごい喜ぶから。」
「武志さん、カリンの為に言ってる?」
「もちろん!」
なんて会話をしているうちにじいちゃんと兄貴がウェイターに案内されて現れた。
2人がボックスに入って来て座る。
2人だけ・・・あれ?
5人で予約入っているって・・・
そういえば、前の誕生日会の時、
「家も車も買ってもらえばいいのに・・・」って『ママ』が言ってたし、
「職場に会いに行く」って『じいちゃん』も・・・
じいちゃんと兄貴がソファに身を沈めたと同時に
「じいちゃん、今日会う彼女って『レイちゃん』ってバーテンダー?」
兄貴の怪訝顔、兄貴は昔からよく『遊ぶ』。だから夜の女はお手の物。本人も割り切って遊ぶので本気にはならない。結婚は会社や自分の為に見合いで選ぶと豪語しているくらいだ。
「ルイの狙いは『レイちゃん』かぁ・・・いい趣味だねぇ・・・ライバル多いのもわかる。うちのカリンもめちゃめちゃ懐いてるし、もうおじいちゃんの身元もばれたんだから気にせず家に遊びに来てもらったら?カリンがすっごい喜ぶから。」
「武志さん、カリンの為に言ってる?」
「もちろん!」
なんて会話をしているうちにじいちゃんと兄貴がウェイターに案内されて現れた。
2人がボックスに入って来て座る。
2人だけ・・・あれ?
5人で予約入っているって・・・
そういえば、前の誕生日会の時、
「家も車も買ってもらえばいいのに・・・」って『ママ』が言ってたし、
「職場に会いに行く」って『じいちゃん』も・・・
じいちゃんと兄貴がソファに身を沈めたと同時に
「じいちゃん、今日会う彼女って『レイちゃん』ってバーテンダー?」
兄貴の怪訝顔、兄貴は昔からよく『遊ぶ』。だから夜の女はお手の物。本人も割り切って遊ぶので本気にはならない。結婚は会社や自分の為に見合いで選ぶと豪語しているくらいだ。