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春うらら
第12章 水曜日
じいちゃんは一瞬、驚いたような顔をしたがすごく嬉しそうに笑顔でうなずいた。
「ルイ、一目見て分かったのか?なかなか見る目があるじゃないか。」
「え?ルイ?おじいちゃん?そうなの?レイちゃんはカリンの友達だし、うちのホテルにバイトに来るから俺も知り合いだよ。なーんだ、緊張して損した。まぁレイちゃんなら納得!うちのホテル関係者もべた惚れだもん。」
と武志さんが言う。その時「失礼します」と彼女の声が聞こえた。
「あぁ、レイちゃんこんにちは。今日は忙しいかい?」とご機嫌で声をかけるじいちゃん。
テーブルにシャンパングラスを並べながら笑顔で
「ええ、おかげ様で曜日関係なく皆様にご利用いただいております。今日はご予約ありがとうございました。」と並べたグラスを見ながら、首を傾げる「会長?もうお一人は、遅くなられますか?お待ちになられます?どういたしましょう?」
困惑した彼女の後ろから、「失礼します。」と声がかかり男性が姿を現した。
「マスター?」と彼女が戸惑っていると、男性は丁寧にじいちゃんに頭を下げた。
「会長、いつもご利用ありがとうございます。本日のご意向は理解いたしました。このままレイはこちらに残ってご一緒させていただきますが、あくまでも彼女はバーテンダーでありそのようなお店の接待を要求されることのないようお願いいたします。」
と、丁寧に、でもしっかりと伝えるとチラリと兄貴を見て「お願いいたします。」と再度頭を下げた。
「ルイ、一目見て分かったのか?なかなか見る目があるじゃないか。」
「え?ルイ?おじいちゃん?そうなの?レイちゃんはカリンの友達だし、うちのホテルにバイトに来るから俺も知り合いだよ。なーんだ、緊張して損した。まぁレイちゃんなら納得!うちのホテル関係者もべた惚れだもん。」
と武志さんが言う。その時「失礼します」と彼女の声が聞こえた。
「あぁ、レイちゃんこんにちは。今日は忙しいかい?」とご機嫌で声をかけるじいちゃん。
テーブルにシャンパングラスを並べながら笑顔で
「ええ、おかげ様で曜日関係なく皆様にご利用いただいております。今日はご予約ありがとうございました。」と並べたグラスを見ながら、首を傾げる「会長?もうお一人は、遅くなられますか?お待ちになられます?どういたしましょう?」
困惑した彼女の後ろから、「失礼します。」と声がかかり男性が姿を現した。
「マスター?」と彼女が戸惑っていると、男性は丁寧にじいちゃんに頭を下げた。
「会長、いつもご利用ありがとうございます。本日のご意向は理解いたしました。このままレイはこちらに残ってご一緒させていただきますが、あくまでも彼女はバーテンダーでありそのようなお店の接待を要求されることのないようお願いいたします。」
と、丁寧に、でもしっかりと伝えるとチラリと兄貴を見て「お願いいたします。」と再度頭を下げた。