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春うらら
第12章 水曜日
兄貴の夜遊びは相当有名なようだ。恥ずかしい・・・寄りによって彼女の前で・・・
仕切りの向こうで彼女とマスターが話をしている。しばらくして彼女がシャンパンのボトルを持って入ってきた。後ろからウェイターがクーラーを乗せたサイドテーブルをボックス内に差し入れる。
彼女がなれた手つきでシャンパンを開け、グラスに注ぐ。
「では、大変僭越ですが、ご一緒させて頂きます。よろしいでしょうか?」
と彼女がグラスを掲げると、じいちゃんは満面の笑みで彼女を見つめ、深く頷いた。
「では、わが自慢の孫達とレイちゃんの親睦の為、乾杯」
彼女はボックスの入り口席に座り、グラスをそっとあげた。
クーラーのサイドテーブルを挟んで俺が隣、そこから時計回りに武志さんじいちゃん兄貴、そして彼女。
「すまないね、レイちゃん付き合わせて。どうしても孫達に会って欲しかったんだよ。ちょっと強引過ぎたかな?」
とちょっと可愛らしく首を傾げながら言うじいちゃん。その仕草をみて微笑みながら彼女は穏やかに話す。
「いいえ、私のようなものが同席する事が良いとは思えませんが、会長に喜んで頂けるのであれば・・・しかも、お二人は既に良く存じ上げておりますので、緊張も少なくてすむかと・・・」と彼女が控えめにじいちゃんに話す。
仕切りの向こうで彼女とマスターが話をしている。しばらくして彼女がシャンパンのボトルを持って入ってきた。後ろからウェイターがクーラーを乗せたサイドテーブルをボックス内に差し入れる。
彼女がなれた手つきでシャンパンを開け、グラスに注ぐ。
「では、大変僭越ですが、ご一緒させて頂きます。よろしいでしょうか?」
と彼女がグラスを掲げると、じいちゃんは満面の笑みで彼女を見つめ、深く頷いた。
「では、わが自慢の孫達とレイちゃんの親睦の為、乾杯」
彼女はボックスの入り口席に座り、グラスをそっとあげた。
クーラーのサイドテーブルを挟んで俺が隣、そこから時計回りに武志さんじいちゃん兄貴、そして彼女。
「すまないね、レイちゃん付き合わせて。どうしても孫達に会って欲しかったんだよ。ちょっと強引過ぎたかな?」
とちょっと可愛らしく首を傾げながら言うじいちゃん。その仕草をみて微笑みながら彼女は穏やかに話す。
「いいえ、私のようなものが同席する事が良いとは思えませんが、会長に喜んで頂けるのであれば・・・しかも、お二人は既に良く存じ上げておりますので、緊張も少なくてすむかと・・・」と彼女が控えめにじいちゃんに話す。