この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
春うらら
第13章 それぞれの週末~誠~
「頼むよ、そんな恐ろしい顔すんなよ・・・お前、今『女』いないっていっただろ?今日のメンバーは割と『綺麗』なのが揃ってるけど・・・」
「・・・はぁ、『綺麗』ねぇ・・・」
「なんだよ、お前。会わないうちにどんだけハードル上がったんだ?向こうのお前見てる子なんか、高校時代にお前が付き合ってた女に似てない?」
誰だよ、付き合ってた女?俺が誰と付き合ってた?何言ってんだ、『ヤッた女』の間違いだろ?ヤッただけで突然『彼女』気どりになる女達に嫌気がさしてたんだよなぁ。
「内田、俺の高校時代に『彼女』いたか?」
「・・・ははは、スマン・・・まぁ適当に飲めよ。」
めんどくせぇ・・・
『綺麗』ねぇ・・・綺麗ってのは彼女みたいに自然で、作ってない『美しさ』であって目の前に並ぶのは化粧もばっちり、髪の毛もくるくるしてたり・・・めんどくさ。