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春うらら
第13章 それぞれの週末~誠~
「おい、何がしたいの?」
「え?何がしたいって、私は野村さんの彼女になりたいです。さっき言ったじゃないですか?」
「何で?」
彼女のペースを無視して歩く、本当は走りたいぐらいだが、腕をがっちり取られてそれが出来ない。
「何で?って。野村さん背が高くてカッコいいです。私の好みタイプです。」
「それって俺じゃなくてもいっぱいいる。俺はあんたを彼女にしたいと思わない。さっきから態とくっつけている胸も全然嬉しくない。いい加減、少し離れてくれないか?」
といって立ち止まって女を見る、それでも腕をからめたまま目を潤ませて見上げる。
はぁぁぁ・・・これやっかいなパターンだ・・・絶対自分に酔ってる。
とにかく、少しでも早くこの女を駅に送って解放されたい。こちらを見上げている女を無視して駅に向かって歩き出す。腕をほどきたい、ぶら下がるような勢いでからんでくる女の腕、その細い腕のどこにそんな力がある?と不思議に思うほど離れない・・・
何かいろいろ、話しかけてくるが俺としては話す事なんてない。5分も歩いただろうか?
突然、腕を引っ張られる。全体重かけたと思う女の作戦で俺は立ち止まるしかなかった。
「歩きづらいから、腕放してくれない?」
「もう少しゆっくり歩いてもらえませんか?お願いですから、そんなに怖い顔せずに普通に話してもらえませんか?私」
「え?何がしたいって、私は野村さんの彼女になりたいです。さっき言ったじゃないですか?」
「何で?」
彼女のペースを無視して歩く、本当は走りたいぐらいだが、腕をがっちり取られてそれが出来ない。
「何で?って。野村さん背が高くてカッコいいです。私の好みタイプです。」
「それって俺じゃなくてもいっぱいいる。俺はあんたを彼女にしたいと思わない。さっきから態とくっつけている胸も全然嬉しくない。いい加減、少し離れてくれないか?」
といって立ち止まって女を見る、それでも腕をからめたまま目を潤ませて見上げる。
はぁぁぁ・・・これやっかいなパターンだ・・・絶対自分に酔ってる。
とにかく、少しでも早くこの女を駅に送って解放されたい。こちらを見上げている女を無視して駅に向かって歩き出す。腕をほどきたい、ぶら下がるような勢いでからんでくる女の腕、その細い腕のどこにそんな力がある?と不思議に思うほど離れない・・・
何かいろいろ、話しかけてくるが俺としては話す事なんてない。5分も歩いただろうか?
突然、腕を引っ張られる。全体重かけたと思う女の作戦で俺は立ち止まるしかなかった。
「歩きづらいから、腕放してくれない?」
「もう少しゆっくり歩いてもらえませんか?お願いですから、そんなに怖い顔せずに普通に話してもらえませんか?私」