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春うらら
第14章 それぞれの週末~郡司~
「ところで、今日は何事?雅と飲むのに薫さんとこじゃないってのもさらに不思議・・・」
「まぁ、あそこでは麗の話は出来ないから・・・」
「なんかあった?」
珍しく真剣な眼差しの雅に嫌な予感しかしない、しかも話の内容が『麗』・・・こちらまで緊張してくる。
「いや、そんなにすぐの話ではないと思うけど・・・そろそろ、麗に『見合い』の話があって・・・」
「はぁ?そんなの昔っからだろ?俺の親父や、親父の会社の重役クラスは麗を嫁に欲しいってずっとお前の母親と父親に申し出てるらしいじゃん。」
緊張して損したって感じでビールをあおりながらほっと溜息をついた。
「ばか、それって親の意向だろ?それに麗本人がどうも思ってなかった。だろ??」
「じゃぁ・・・まさか麗が望んでいるのか?」
「あぁ、そんな感じか?」
「なんで?」
そこで雅が首を振りながら、ため息をついた。
「やぁ、実は俺と慶兄が・・・『知らない男と付き合うのが怖かったら、この際見合いしてみるか?それなら相手の身の回りも調べがついてるし』って話をなぁ・・・酔ってたんだよなぁ・・・それに今までの麗なら笑い飛ばすはずだったんだ・・・」
「で?笑い飛ばさなかった・・・
と・・・でいつ見合いすんの?どこの男と?」
「いやいや、そこはまだ。ただ・・・毎晩見合い写真と釣書相手に晩酌してる・・・」
「まぁ、あそこでは麗の話は出来ないから・・・」
「なんかあった?」
珍しく真剣な眼差しの雅に嫌な予感しかしない、しかも話の内容が『麗』・・・こちらまで緊張してくる。
「いや、そんなにすぐの話ではないと思うけど・・・そろそろ、麗に『見合い』の話があって・・・」
「はぁ?そんなの昔っからだろ?俺の親父や、親父の会社の重役クラスは麗を嫁に欲しいってずっとお前の母親と父親に申し出てるらしいじゃん。」
緊張して損したって感じでビールをあおりながらほっと溜息をついた。
「ばか、それって親の意向だろ?それに麗本人がどうも思ってなかった。だろ??」
「じゃぁ・・・まさか麗が望んでいるのか?」
「あぁ、そんな感じか?」
「なんで?」
そこで雅が首を振りながら、ため息をついた。
「やぁ、実は俺と慶兄が・・・『知らない男と付き合うのが怖かったら、この際見合いしてみるか?それなら相手の身の回りも調べがついてるし』って話をなぁ・・・酔ってたんだよなぁ・・・それに今までの麗なら笑い飛ばすはずだったんだ・・・」
「で?笑い飛ばさなかった・・・
と・・・でいつ見合いすんの?どこの男と?」
「いやいや、そこはまだ。ただ・・・毎晩見合い写真と釣書相手に晩酌してる・・・」