この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
春うらら
第14章 それぞれの週末~郡司~
ははは・・・なんだそりゃ・・・
「で、麗が言うんだ・・・『ねぇ?見合いってしたら必ず結婚しなきゃダメなの?』って・・・
だから慶兄と一緒に『そりゃ見合いって結婚相手としての申し込みだからね』って言ったら
じゃぁしっかり選ばなきゃ・・・って言ってた。
もちろん『選ぶのはお前だけじゃなくて相手も』って言った。
そしたら
『なぁんだ、なら適当に見合いしても平気だね。心配して損した。そうよね、私、断られることを考えてなかった。恥ずかしい、イタイ子ね(笑)』って・・・」
「まさぁぁぁぁぁ・・・どうしてくれんだよ・・・・俺の麗がぁ・・・・」
「・・・郡司?お前のじゃないからね・・・」
2人で睨みあってみたが、同時に笑いが出る・・・
「麗は相変わらず・・・だな・・・」
「そうそう、だから・・・郡司も早く見合い写真と釣書親父経由で届けろよ。麗は見合いする気になってる。エントリーしとけよ。このチャンス逃したらヤバいだろ?」
「ああ。すぐに持って行かせるよ。この間貸しを作っておいたからすぐにしてくれるはず。俺の親父も麗のファンだからっていうか女将の大ファンだからな・・・頼むよ、お兄ちゃん!」
うげーって嫌な顔をして「お前が弟かよ・・・協力やめようかな・・・」なんて言いやがった。