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春うらら
第17章 麗の過去 中学時代
「ところで今日郡司は?」
いつも一緒にいるはずの郡司がいない
「ああ、あいつ高校から向こうに行くだろ?」
『向こう』っていうのは俺たちの学校の兄弟校で、隣県にある男子校のこと今の学校で成績上位者は必ず薦められる。
慶兄も高校から『向こう』に行ってそのまま隣県の大学に進学した。
郡司の親父さんも同じ高校の出身者だ。「親父の後を継ぐのに親父よりも劣るわけにはいかない。」ってのが郡司の口癖。
「今日は、向こうの学校説明会に行ってるらしいよ、もう帰って来てんじゃない?電話してみろよ。」
なんて言っているそばから向かいのタクトの電話が鳴る。
「あ、郡司だ はいはーい、どしたぁ・・・わぁ、わかった替わるから待てって、
雅、郡司から、お前が携帯でないって、キレてるぞ・・・」
いつも一緒にいるはずの郡司がいない
「ああ、あいつ高校から向こうに行くだろ?」
『向こう』っていうのは俺たちの学校の兄弟校で、隣県にある男子校のこと今の学校で成績上位者は必ず薦められる。
慶兄も高校から『向こう』に行ってそのまま隣県の大学に進学した。
郡司の親父さんも同じ高校の出身者だ。「親父の後を継ぐのに親父よりも劣るわけにはいかない。」ってのが郡司の口癖。
「今日は、向こうの学校説明会に行ってるらしいよ、もう帰って来てんじゃない?電話してみろよ。」
なんて言っているそばから向かいのタクトの電話が鳴る。
「あ、郡司だ はいはーい、どしたぁ・・・わぁ、わかった替わるから待てって、
雅、郡司から、お前が携帯でないって、キレてるぞ・・・」