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春うらら
第17章 麗の過去 中学時代
タクトの携帯を受け取りながら、自分の携帯を見る、スゲー着信・・・すべて郡司から、おいおいストーカーかよ・・・?

「どうし『てめー、なんで麗を1人で帰した!!!すぐに帰ってこい!!!駅ついたら電話しろ、わかったな。』 え?おい   切れてる。」

タクトに携帯を返しながら、もう一度自分の携帯を見る。郡司からの着信はこの数分でここまで?と思うほど残っている・・・・・さっきの郡司の怒り・・・嫌な予感・・・

「ごめん、なんか・・・やばいみたい・・・帰る。」

何か、後ろで言ってたけど、全く聞こえない、とにかく駅に向かって走った。目の前に来た電車に乗りこむとよくわからない汗が背中を伝う。走ったからだけじゃない嫌な汗・・・

いつも穏やかな郡司があんな声を出すなんて・・・自宅最寄の駅まで5駅いつもはあっという間の時間が異様に長く感じる。

駅から電話しようと携帯に手をかけると、改札を出たところで郡司が待っていた。
郡司に連れられて、駅隣の派出所に入る。

・・・そして俺は目の前の光景に自分がしたことをひどく反省した。


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