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春うらら
第17章 麗の過去 中学時代
さて、そろそろ駅に着く。
本を鞄にしまって立ち上がろうと顔をあげるとさっきまで遠巻きにしていた女子高生4人が目の前に立っていた。
・・・香水、臭い・・・
「ねぇ、あんた。今日はイケメンと一緒じゃないの?」
不躾に聞いてくる。関わりたくない・・・
何も言わずに立ち上がって4人の間を抜けてドアの前に立つ
「ちょっと聞いてる?あんたに言ってんだけど」
と右後ろから右ひじを掴まれる。
「放して下さい。」
と振り向きながら右ひじを掴んでいた腕を払った。4人とも麗より10cmくらい背が高い、ドアを背に4人に囲まれる。
「ちょっと、聞いてんだから答えなさいよ。」
と今度は向き直った麗の左ひじを掴んでくる。
「痛いです。放して下さい。だいたいその質問に答えは必要ないでしょう?」
一緒にいないのは見て分かる、何を聞きたいって言うのよ。日本語もまともに使えないわけ?
10cm下から睨みつける。
「生意気!」
もう一人の女子高生が麗の右肩をドアに押しつける形で掴む。
双方の睨みあい・・・どっちも引かない。
本を鞄にしまって立ち上がろうと顔をあげるとさっきまで遠巻きにしていた女子高生4人が目の前に立っていた。
・・・香水、臭い・・・
「ねぇ、あんた。今日はイケメンと一緒じゃないの?」
不躾に聞いてくる。関わりたくない・・・
何も言わずに立ち上がって4人の間を抜けてドアの前に立つ
「ちょっと聞いてる?あんたに言ってんだけど」
と右後ろから右ひじを掴まれる。
「放して下さい。」
と振り向きながら右ひじを掴んでいた腕を払った。4人とも麗より10cmくらい背が高い、ドアを背に4人に囲まれる。
「ちょっと、聞いてんだから答えなさいよ。」
と今度は向き直った麗の左ひじを掴んでくる。
「痛いです。放して下さい。だいたいその質問に答えは必要ないでしょう?」
一緒にいないのは見て分かる、何を聞きたいって言うのよ。日本語もまともに使えないわけ?
10cm下から睨みつける。
「生意気!」
もう一人の女子高生が麗の右肩をドアに押しつける形で掴む。
双方の睨みあい・・・どっちも引かない。