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春うらら
第17章 麗の過去 中学時代
馬鹿らしい
「じゃ、私はこの鞄についているはずのあなたの指紋と膝と右手のひらの擦り傷、あ、破れてしまった制服もですね・・・これを証拠として警察に行きます。毎日見かけますから、駅には定期で入場してますよね?乗った電車も特定出来るし、まぁ顔も分かってますからすぐに結果がでると思いますよ。」
と背を向けて帰ろうとしたら突然、髪の毛をわしづかみにされて足元に叩きつけられ、倒れたところを上から闇雲に踏みつけられる。更には蹴られる。
『仕返ししたら同類扱い、この程度にはなりたくない』と必死に堪える。
何度も。
「超、ムカつく!何なの?このガキ、あんた達もやっちゃいなよ。私達に盾突くからだって思い知らせなきゃ!」
その時、異変に気付いた駅員が駆けつけてきた。
「何をしてるんだ!」
麗を踏みつけていた女子高生が一瞬止まった。と同時に下り電車がホームに入って来た。
瞬間、逃げようとした女子高生の足首を麗が掴んだ。
逃げようとあがいて麗の腹部を蹴り上げた。
そこに騒ぎを聞きつけた他の駅員も集まり全員を取り押さえ、駅隣の派出所に連れていかれた。
「じゃ、私はこの鞄についているはずのあなたの指紋と膝と右手のひらの擦り傷、あ、破れてしまった制服もですね・・・これを証拠として警察に行きます。毎日見かけますから、駅には定期で入場してますよね?乗った電車も特定出来るし、まぁ顔も分かってますからすぐに結果がでると思いますよ。」
と背を向けて帰ろうとしたら突然、髪の毛をわしづかみにされて足元に叩きつけられ、倒れたところを上から闇雲に踏みつけられる。更には蹴られる。
『仕返ししたら同類扱い、この程度にはなりたくない』と必死に堪える。
何度も。
「超、ムカつく!何なの?このガキ、あんた達もやっちゃいなよ。私達に盾突くからだって思い知らせなきゃ!」
その時、異変に気付いた駅員が駆けつけてきた。
「何をしてるんだ!」
麗を踏みつけていた女子高生が一瞬止まった。と同時に下り電車がホームに入って来た。
瞬間、逃げようとした女子高生の足首を麗が掴んだ。
逃げようとあがいて麗の腹部を蹴り上げた。
そこに騒ぎを聞きつけた他の駅員も集まり全員を取り押さえ、駅隣の派出所に連れていかれた。