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春うらら
第17章 麗の過去 中学時代
「後、これを二人に渡しておきます。」
と両親から四角い箱をそれぞれ渡される?
「コンドームです。避妊具で最もポピュラーなものですね。もう、雅は持っているかもしれませんが・・・」
「いやいや、な、な、な、、、なんで? 麗も???」
めちゃめちゃ動揺してしまう。こういうのって親にもらう物?すべての血液が顔に集まって来ているような気分。きっと真っ赤な顔しているだろう。麗は黙ったままパッケージを眺めている。なんで女の麗にゴムなんか渡すんだ?
「麗さん、これは男性が装着して避妊するためのものだって事は知っている?」
しずかに頷きながら「はい、保健の授業で見ました」とつぶやく
「驚かせたけど、お父さんも私もこれでセックスをしてほしいと思っているわけではないの。
先ほどお父さんも言われたように、麗さん個人を好きな人と稼業が欲しい人がいるの、もし、麗さんが好きになった人が稼業を欲しがる人だとしたら。
私たちはお付き合いに反対すると思う。
でも、もし、反対されて諦めらめてくれない人だったら・・・最終手段として
既成事実、責任という為の新しい命を作ろうとする事もあるの。だからこれは麗を守る為のお守り。」
麗は静かに頷いた。