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春うらら
第18章 18 麗の過去 高校時代
「池田先輩?どうしたんですか?」
咄嗟に手を掴むようにつないで引っ張って歩きだした俺の顔を覗きこんでびっくりした顔で聞いてくる。
どうしたんですか?って・・・どうしたんだろう・・・俺・・・
自分の行動に驚いた・・・あ、手繋いでるし・・・
昨日、告白した彼女にOKもらって料理が趣味だからとお弁当を作って来てくれて一緒に食べた。幸せな気分で彼女をクラスに送って行こうと歩いていると3年の校舎から彼女を呼ぶ声がした。彼女が笑顔で手を振った。
その瞬間、自分でも驚くほどの怒りが湧いた。
こんな気分は初めて・・・とにかく落ち着け・・・
「いや、えーと・・・さっきの3年は知り合い?」
「あぁ、兄の友達で・・・幼馴染って言うのかな??私にとって『お兄ちゃん』がいっぱいいる感じです。」
「そうか、ごめんね急に引っ張って、手痛くない?」
すると改めて繋いだ手を見てにっこり笑って「いいえ、全然。」と言った。
手をつなぐことくらいなんともないような感じの彼女に安心しながらも、さっきの幼馴染とかとも手を繋ぐのか?まさか・・・
咄嗟に手を掴むようにつないで引っ張って歩きだした俺の顔を覗きこんでびっくりした顔で聞いてくる。
どうしたんですか?って・・・どうしたんだろう・・・俺・・・
自分の行動に驚いた・・・あ、手繋いでるし・・・
昨日、告白した彼女にOKもらって料理が趣味だからとお弁当を作って来てくれて一緒に食べた。幸せな気分で彼女をクラスに送って行こうと歩いていると3年の校舎から彼女を呼ぶ声がした。彼女が笑顔で手を振った。
その瞬間、自分でも驚くほどの怒りが湧いた。
こんな気分は初めて・・・とにかく落ち着け・・・
「いや、えーと・・・さっきの3年は知り合い?」
「あぁ、兄の友達で・・・幼馴染って言うのかな??私にとって『お兄ちゃん』がいっぱいいる感じです。」
「そうか、ごめんね急に引っ張って、手痛くない?」
すると改めて繋いだ手を見てにっこり笑って「いいえ、全然。」と言った。
手をつなぐことくらいなんともないような感じの彼女に安心しながらも、さっきの幼馴染とかとも手を繋ぐのか?まさか・・・