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春うらら
第18章 18 麗の過去 高校時代
帰りに昇降口に行くと1年は殆ど帰宅後で下駄箱の周りもガラーンとしていた。
まさか、麗帰ったんじゃないよな・・・と思いながら昇降口を抜けると昇降口横の非常口に麗のランチタイムバッグが置いてある。ここで待ってたのかとホッとしてそちらに向かう。
「麗、待たせた?帰ろう?」
と俺の声にこたえて非常口から顔を覗かせたのは池田君だった・・・あれ?
その時はじめて麗が今日のメールを見てない可能性が頭に浮かんだ。
「池田君、麗一緒じゃない?」
と声をかけると池田君の横から麗が顔を出す。
「お兄ちゃん、どうしたの?」と疑問顔の麗と明らかに不機嫌そうな池田君がいた。
「あ~ごめんね、池田君・・・麗に昼休みメールしたんだけど・・・麗、昼休みメール見なかった?」
「そういえばメール鳴ってたような・・・ごめんねお兄ちゃん。で?どうしたの?」
怖い顔をした池田君を横目に見ながら
「今日、大女将の用事があるからまっすぐ帰ってこいって母さんから・・・ごめんね、池田君・・・」
「いや・・・麗?宮内君の言う用事は外せないって事?断れないの?」
完全に俺の存在を無視して池田君は麗の腰に手をまわして抱きよせながらおでこがつきそうなほど接近して麗に聞いている・・・見てて恥ずかしい・・・ちょっと目線を逸らして2人の話が終わるのを待つ・・・
まさか、麗帰ったんじゃないよな・・・と思いながら昇降口を抜けると昇降口横の非常口に麗のランチタイムバッグが置いてある。ここで待ってたのかとホッとしてそちらに向かう。
「麗、待たせた?帰ろう?」
と俺の声にこたえて非常口から顔を覗かせたのは池田君だった・・・あれ?
その時はじめて麗が今日のメールを見てない可能性が頭に浮かんだ。
「池田君、麗一緒じゃない?」
と声をかけると池田君の横から麗が顔を出す。
「お兄ちゃん、どうしたの?」と疑問顔の麗と明らかに不機嫌そうな池田君がいた。
「あ~ごめんね、池田君・・・麗に昼休みメールしたんだけど・・・麗、昼休みメール見なかった?」
「そういえばメール鳴ってたような・・・ごめんねお兄ちゃん。で?どうしたの?」
怖い顔をした池田君を横目に見ながら
「今日、大女将の用事があるからまっすぐ帰ってこいって母さんから・・・ごめんね、池田君・・・」
「いや・・・麗?宮内君の言う用事は外せないって事?断れないの?」
完全に俺の存在を無視して池田君は麗の腰に手をまわして抱きよせながらおでこがつきそうなほど接近して麗に聞いている・・・見てて恥ずかしい・・・ちょっと目線を逸らして2人の話が終わるのを待つ・・・