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春うらら
第18章 18 麗の過去 高校時代
「そんなところに立ってないで、ソファーにどうぞ。お菓子は後にしようと思って、ひとまず紅茶を入れてきた。良かった?」
彼女を促してソファーにかけさせるとテーブルに紅茶を置いて自分も彼女の隣に座る。
既に準備してあるデッキのリモコンを手にしながら麗を見る。
小さな声で「いただきます」と呟きながらティーカップを手に紅茶の香りを楽しんでいる。
「麗は紅茶好き?」
「はい、とっても。特にアールグレイが好きです。」
「良かった。僕もそう、うちの家族はブレンドじゃないほうが好きで・・・家族には1人だけ趣味が違うと言われるけどね。」
なんて2人でゆったりと話す、はじめは見た目に惚れた。
一目惚れで告白して・・・OKしてもらった。クラスメイトは彼女のOKに驚いていた。何人も彼女に告白していたそうだ。
もちろん、断られるとか考えてもなかったからOKもらって断られる可能性があった事を後で考えたくらい衝動的に告白した。
本当に見た目しか知らなかった彼女と一緒に時間を過ごすようになって、さらに嵌った・・・
2人で過ごす時間は驚くほど心地いい。彼女の雰囲気なのか?とにかくいつまでも一緒にいたいと思う。