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春うらら
第5章 誕生日会
どうやら、もう一軒飲みに行く事になるようだ、坂口さんと圭太が店をどこにするかで話し込んでいる。

彼女は「じゃ、任せて私はちょっとお手洗いに…」と席を立った。



にやにやしながら、坂口さんが近づいてきた。

「なぁ、誠…麗には本気?」なんて言う。


本気ってなんだ?

「…まだ、微妙…でもかなり気になる。」


圭太も乗り出してくる。
「マジ?

 誠…知ってる?宮って1年の間で1番人気らしいよ?
 かなり、本気で狙ってる男多いって、悠太が言ってたよ。」



「・・・・・悠太って誰?」

「つっこむとこそこ? 悠太は今年入学した僕の弟。
今日一緒に誕生日会で飲んでくるって言ったら、2次会でいいから呼んでくれって…

金払ってもいいからお願いっ…て頼まれてる。
後で宮のOKが出たら電話しようかと思っているけど…


悠太が狙ってるかは聞いてないんだけど、今、僕からの電話を一緒に待っている男はかなり本気らしいよ(ニヤ)いい?電話しても?」


・・・(ーー;)

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