この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
春うらら
第7章 ジューンブライドは…
すると彼女は正面から私を見つめ
「こちらこそ、お邪魔にならないように精一杯頑張ります。よろしくお願いします。」
と丁寧に頭を下げた。
・・・綺麗・・・
所作の1つ1つが美しい…なんだか見惚れてしまう。
「じゃ、せっかくだから差し入れ食べて、会場へ向かいますか?」
そして先輩達はパーティー会場となる離れへ移動していった。残されたのは私とレイちゃん…
「は、はじめまして…」何を言っていいかわからず緊張が再び訪れる…
「はじめましてじゃないです。先月、披露宴に入ったときにうちの新人さんがクロークで助けて貰いました。ありがとうございました。
あの時の対応の早さと的確さは素晴らしくて、こうしてお話出来るのがスッゴく嬉しいです。
いろいろ教えてくださいね、これからもよろしくお願いします。」
・・・んんん?
わたし何かしたっけ?と疑問顔でいると彼女は、クスリと微笑みながら、
「自然にあれが出来るって…優美さんって本当に素敵ですね。一緒に働けるのが楽しみです。」
どうやら(記憶にないが)新人コンパニオンが酔っぱらいに絡まれてクロークの近くで困っているのを私が助けたらしい…全く記憶にない・・・
前のビジネスホテルでの夜勤は酔っぱらいの相手なんてしょっちゅうだったから…そんなに大袈裟なことじゃないけど…?
あ、と彼女が思い出したように言う
「今日のコーディネーターさんは?リカコさんですか?ちょっと会場とかの状況を聞きたいのですが…今どちらでしょう?」
11時の結婚式、12時披露宴…今9時…どこにいるんだろう?
・・・カチャ・・・
ドアが開いてリカコさんが入って来た。
「こちらこそ、お邪魔にならないように精一杯頑張ります。よろしくお願いします。」
と丁寧に頭を下げた。
・・・綺麗・・・
所作の1つ1つが美しい…なんだか見惚れてしまう。
「じゃ、せっかくだから差し入れ食べて、会場へ向かいますか?」
そして先輩達はパーティー会場となる離れへ移動していった。残されたのは私とレイちゃん…
「は、はじめまして…」何を言っていいかわからず緊張が再び訪れる…
「はじめましてじゃないです。先月、披露宴に入ったときにうちの新人さんがクロークで助けて貰いました。ありがとうございました。
あの時の対応の早さと的確さは素晴らしくて、こうしてお話出来るのがスッゴく嬉しいです。
いろいろ教えてくださいね、これからもよろしくお願いします。」
・・・んんん?
わたし何かしたっけ?と疑問顔でいると彼女は、クスリと微笑みながら、
「自然にあれが出来るって…優美さんって本当に素敵ですね。一緒に働けるのが楽しみです。」
どうやら(記憶にないが)新人コンパニオンが酔っぱらいに絡まれてクロークの近くで困っているのを私が助けたらしい…全く記憶にない・・・
前のビジネスホテルでの夜勤は酔っぱらいの相手なんてしょっちゅうだったから…そんなに大袈裟なことじゃないけど…?
あ、と彼女が思い出したように言う
「今日のコーディネーターさんは?リカコさんですか?ちょっと会場とかの状況を聞きたいのですが…今どちらでしょう?」
11時の結婚式、12時披露宴…今9時…どこにいるんだろう?
・・・カチャ・・・
ドアが開いてリカコさんが入って来た。