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春うらら
第9章 麗と誠
金曜日いつもの場所。
金曜日は、メンバーが少ない。俺と圭太と坂口さん。
他の曜日に比べてかなり少ない。
俺と圭太がコーヒーを飲んでると電話しながら坂口さんが来た。
・・・うん、いや、今日は無理だよ・・・はぁぁぁ、久しぶりのデートなのに・・・雅の妹、麗だよ。分かっているくせに言わせるなよ・・・知ってる・・・うん。絶対だぞ。約束だからな、俺は絶対・・・わかってるよ、大丈夫・・・随分落ち着いていると思う。
あの後、俺は離れてて知らないから分からないけど・・・そっかぁ・・・
近づいてから片手をあげて。
「はい、了解。今日の夜の便だな、分かった、行くよ。ん・・・じゃ、・・・」
と電話を切って、はぁ、と大きくため息を吐いた。
「坂口さん、何事です?」圭太が聞く。
「はぁぁぁ、親父の名代だよ。古くからの付き合いのある爺さんが死んだらしい。どうしても親父が行けないから俺が代わりに葬儀に行くんだ。ちょっと遠いから今日の夕方の飛行機に乗るんだ。まぁ小さいころは俺もあった事あるし、仕方ないんだけど・・・」
と言いながら、また盛大なため息つく。
「なんなんですか?坂口さん?その『ため息』?今日なんかあったんですか?」
金曜日は、メンバーが少ない。俺と圭太と坂口さん。
他の曜日に比べてかなり少ない。
俺と圭太がコーヒーを飲んでると電話しながら坂口さんが来た。
・・・うん、いや、今日は無理だよ・・・はぁぁぁ、久しぶりのデートなのに・・・雅の妹、麗だよ。分かっているくせに言わせるなよ・・・知ってる・・・うん。絶対だぞ。約束だからな、俺は絶対・・・わかってるよ、大丈夫・・・随分落ち着いていると思う。
あの後、俺は離れてて知らないから分からないけど・・・そっかぁ・・・
近づいてから片手をあげて。
「はい、了解。今日の夜の便だな、分かった、行くよ。ん・・・じゃ、・・・」
と電話を切って、はぁ、と大きくため息を吐いた。
「坂口さん、何事です?」圭太が聞く。
「はぁぁぁ、親父の名代だよ。古くからの付き合いのある爺さんが死んだらしい。どうしても親父が行けないから俺が代わりに葬儀に行くんだ。ちょっと遠いから今日の夕方の飛行機に乗るんだ。まぁ小さいころは俺もあった事あるし、仕方ないんだけど・・・」
と言いながら、また盛大なため息つく。
「なんなんですか?坂口さん?その『ため息』?今日なんかあったんですか?」