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第11章 麗とカリン

帰りはパパとマナちゃんとマナちゃんのママと一緒に歩いた。
私の家にはママがいないけど、マナちゃんの家にはパパがいない。

マナちゃんはよく「カリンちゃんの家の子供になりたい」と言っていたけど、
私はマナちゃんの家の子供にはなりたくなかった。だって、マナちゃんのママちょっと怖い。
何もしないし、いじわるも言わない。
遠足の日のお弁当だってとってもおいしそう・・・でもマナちゃんのママが私のパパを見る時の目が「怖い」。
なんだか分からない「怖さ」があって、パパとマナちゃんのママが一緒だと緊張する。

私がマナちゃんと今日の国語の宿題について話している時、マナちゃんのママがパパに
「よかったら、一緒に食事でも？」と言っていた。パパは笑いながらよくわからない返事をしていた。
その時、パパの電話が鳴った、「失礼・・・」と言ってパパがちょっと離れて電話してる、マナちゃんのママに「パパカッコいいね」と言われた。
「うん、ありがとう」と答えたけど、マナちゃんのママは私を見ていなかった。学校の先生は目を見てお話ししましょうって言うけど、大人はいいのかな？そのすぐ後にパパが帰って来て、