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春うらら
第2章 イケメンサークルに入る?

はっとして、坂口さんから離れると突然、立ち上がってこちらを振り向き

「宮内麗(みやうちうらら)です。」と丁寧に頭を下げた。

「俺の親友の妹…可愛いだろう(ニヤ…)、…手ぇ出すなよ…欲しかったらまず、俺に相談して許可をとってから口説けよ!(笑)」

と後ろから彼女を庇うように抱きしめる。
その過剰なスキンシップを全く気にせず彼女は笑いながら、「また…過保護な兄が増えた~」と茶化している。

「僕、相沢圭太。こっちが野村誠、2人とも3年よろしくね」
彼女は俺達二人を交互に見ながら

「…けいたさんと、まことさん…よろしくお願いします。(にこっ)」と手を差し出した。
圭太と握手を交わす彼女を見ながら、(…いいなぁ…触りたい…)なんて思った俺って変態?

突然、「よしっ」と坂口さんが掛け声をかけた。
「みんなで飯食いに行こう!」と…あああ、俺の晩飯が冷えたチキンサンドに決まってしまった(涙)・・・・・・・しかも、

俺・・・握手・・・してない…(…涙、涙)
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