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流れる星のように
第3章 見えない流れ星
朝、華子は目覚めるとまだ晴夫と優香は眠っていた。
二人の寝顔を見ていると穏やかな気持ちになった。

ダイニングに行くと既に朝食は用意されていた。

昨日学校を休んでしまい、今日は行きたかったが優香が心配だった。

暫くすると晴夫が起きてきて華子に学校に行くように促した。
自分は自宅で仕事をするから大丈夫だと言った。

華子は優香の様子を見に寝室に行くと、華子は目覚めていて、天井を見て笑っていた。

華子は優香を抱き上げ、頬ずりしリビングに連れて行った。
晴夫は優香を抱く華子に近付き、
「優香、起きたか?今日も可愛いな。」
優香にキスをした。

華子は自分の知らない晴夫を見たような感じがした。

晴夫は玄関先まで優香を抱いて華子を見送った。

「こういうのが幸せというのかしら。」

好きな人と激しく抱き合う幸せ
穏やかに安心して暮らす幸せ

どちらも幸せなんだろうけど
自分はどちらの幸せが本当に幸せになれるんだろう…




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