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流れる星のように
第3章 見えない流れ星
母親の幸恵は野村家の離れから追い出されていた。
他の男との密会が野村にバレたからだ。

晴夫もその事は知っていたが、どうする事もできなかった。

自分には幸恵よりも大切な華子と優香がいたからだ。
父親の逆鱗には触れたく無かった。

流星は田村が引き取ると言い出した。
田村の妻は一年前に亡くなり、一人暮らしをしていて、幸恵と同い年の娘がたまに様子を見に来ていた。

流星には娘が使っていた部屋を与えた。
幸恵は、あまりに、若く綺麗で派手なので、どう見ても他人こらは愛人に見えてしまう。
世間体もあり、娘にも反対されるであろうし、手持ちのマンションを、貸した。

それでも幸恵はその時には妊娠しており、お腹の子供が我が子かも知れないと思うと幸恵の面倒も見なければいけないと思ったのだ。





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