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流れる星のように
第3章 見えない流れ星
彼女はまりという名前だった。
私立の女子中学に通っていた。

「ちょっと熱っぽいかな。喉が少し赤くなってる…風邪かな。2.3日様子をみて、良くなればそれでいいし、何か異変があったらまた来てみて。」

制服のブラウスのボタンを嵌めながら、まりは頷いていた。


二日後、まりは再度診察に訪れた。
流星は風邪じゃなかったのかと、カルテを出した。
「んん〜熱は引いたみたいね。他にどこか具合が悪いの?」

まりは、
「胸が…胸が痛いんです。」

「ん?心臓?」
流星は聴診器を準備しながら
「胸見せて。服を脱いでベッドに横になって。」

まりは上着を脱ぎブラウスを脱いだ。
看護師は、
「あ…下着のままでいいわ。」
とキャミソールを着たまりに言った。

流星はベッドにいるまりの元に行くと、
レースの白いキャミソールに胸の小さな膨らみの上に小さな突起した乳首に一瞬ドキリとした。

まりの傍にいき眺めると、白のキャミソールから乳房が透け乳首まで見えていた。

まりは真剣な眼差しで流星を見つめていた。

「痛むのは、どの辺り?」

左乳房の下当たりを押さえた。

手首を握り脈を診た。
「脈は…ん〜少し早いが正常範囲内だな。」

心臓の音を聞いたが乱れた様子もなかった。

「どんな時に痛い?今は?」

「今、締め付けられるように…」

「ん〜…」

看護師はクスッと笑い
「まりさん誰かに恋してる?」
と、訪ねた。

まりは顔を赤くし、流星を見つめると俯いていた。

「え?え?」

「先生、一応心電図しますか?」

「あ…ん…一応お願いします。」

「まりちゃん、心電図の検査に行ってきて。そしたらまた来て。」

服を着ているまりを見つめていた。

白い肌に白い手
薄桃色の乳首…

まだ誰にも吸われて無いんだろうな…

邪念を振り払い、次の泣き叫ぶ子供を診ていた。




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