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流れる星のように
第4章 矛盾
流星と緑はお互いに多忙だった。
その合間にメールや電話で他愛の無い会話を楽しんでいた。


その日の朝流星が緑にメールをすると、《エラー》で返ってきた。
電話を入れると《使われておりません》とアナウンスが流れた。

流星は緑にまた何かあったのだと心配になっていた。

また、あの時のように突然消えてしまうのかと思うと胸が痛んだ。

緑とどうこうなりたいとか、そんな気持ちより、繋がりを感じていた事が幸せだった。

憔悴しながらアパートに戻ると、部屋の前に緑がいた。

流星の姿を見ると緑は嬉しそうな顔をした。

そして流星に抱きつき
「私、出てきちゃった。流星に会いたくて。」

涙声で
「逢いたかった…」

「俺も逢いたかったよ。もう離したくないよ。」

「私もずっと流星のところに居たい。」

玄関のドアを開け、二人は部屋に入ると、貪り合いながらキスをした。

お互いの魂を吸い尽くすように激しくキスをした。



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