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流れる星のように
第4章 矛盾
流星は娘のるなを可愛がった。
だが、妻のまりには優しくはなかった。

それでもまりは流星から好かれようと必死だった。
その必死さが流星には鬱陶しかった。

だが、まりとのセックスだけは飽きなく好きだった。

結婚してからも流星はモテていた。
相変わらず流星目当ての患者の母親たちで外来予約はいっぱいだった。

流星を待ち伏せしている母親も多々いた。
入院中の子供の付き添いの合間に、お茶や食事を誘う親もいた。

流星はこんな親を馬鹿にしていたが、笑顔で断り続けていた。

「子供が重篤な病気なのに、食事とか飲みにとか誘うってどういうことだ…」

女に対し余計に嫌悪感が湧いていた。

そんな女達を馬鹿にし罰するようにセックスをしては捨てていた。

「俺はそんな母親共よりもっとダメだな。」

ダメな自分を罰するように言い寄る女を次々と誘い、罰するように抱いた。






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