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流れる星のように
第4章 矛盾
そんな流星にまりは心を痛めていた。
流星に自分の気持ちを言うと、「離婚」を言い出す。

まりは離婚なんてしたくも無く、流星が好きでいつまでも一緒に居られるように我慢していたのだった。


流星は緑の形見の指輪と時計を時々眺め、何も出来ずに彼女を追い込み苦しませてしまった事が未だに心を閉ざしていたのだ。

まりは時々流星が指輪と時計を見つめながらぼんやりしているのを見ていた。

あの指輪と時計は何なのか知りたかった。

流星に聞くわけもいかずに、流星の姉の華子に尋ねた。
華子とまりは異母兄弟になるが、お互いは知らなかった。

華子はまりが愛しく感じ、まりは華子を頼れる義姉と思っていた。

二人は似ている部分もあり、姉妹のように見えた。


華子はまりが知りたがる流星の過去を話した。

「詳しくは知らないけど、傷付くかも知れないわよ。」
と念を押し話し始めた。

大学の同級生で流星がただ一人心を開き愛した女性がいて、家の為に結婚させられ、それでもお互いを諦めきれずにいて、何とか一緒に居ようと頑張ったが、彼女は死を選んだ…

「荒れていた流星は彼女によって心が救われたの。」

まりは、自分がその女性だったら良かったのに…と思った。








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