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流れる星のように
第4章 矛盾
何事も無かったように流星は家に帰り、お風呂に入りまりの眠るベッドに入り彼女を抱きながら眠った。

まりは流星の浮気のことは薄々と感じていたが、流星の心は「緑」しかいないのが分かり、他の女に本気になることは無いだろうと思っていた。
自分は彼の「妻」であり、この世では自分が一番の存在であるから大丈夫…と思っていた。

朝になり、流星はいつも通りに娘を抱き締めキスをして出掛けた。
そしていつも通りに診察していた。

何度も何度もメールや電話が入っていた。
昨日の彼女からだ。

流星が夜中に消え連絡もスルーし彼女は焦り何度も連絡してきているのだろう…

流星は
「察しろよな…」
と呟き着信拒否リストに彼女を入れた。


そして仕事が終わり、流星はあの彼女と合コンに一緒にいた別の女性と待ち合わせをし、ホテルに入った。

この女も最初は高飛車だったが、流星に惚れ次第に流星の言うことなら何でも聞くようになっていた。

恥ずかしいことも、流星の為なら何でもしていた。



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