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流れる星のように
第2章 母と姉
放課後になると、悠は華子を迎えにきた。
悠の小さくなったジャージを渡した。

「汚いけど洗ってあるから。これに着替えろよ。」
華子はサッカー部の部室に案内された。
「見張ってるから、着替えて。」

華子は素早く着替えた。
華子には少し大きかった。
悠の匂いがしみついていた。

悠のジャージを着て出て行くと、一斉にみんなが華子の方を見た。

悠は他のマネージャーを呼び、仲良くして欲しいと頼んだ。
悠に笑顔で返事をした女子は、悠が去ると、頭のてっぺんから足の先まで視線を落とした。

目つきが変わり、華子に命令口調で仕事を指示しだした。

華子は言われた通りにしたが、マネージャーたちは華子そのものが気に入らなく、華子にきつい言葉を投げていた。

華子が一人で重い荷物を持たされたり、グランドの隅から隅まで一人歩かされ、汗で汚れたビブスを何十枚も手洗いで一人させられていた。

練習中、悠が華子の元に来て一緒にビブスを洗いだした。
他のマネージャーはグランドのベンチで井戸端会議をしていた。

華子は悠に断ったが、悠は女子の陰険さが許せなかった。
悠に気付いたマネージャーたちは、急いで洗い場まで来た。

悠は女子に、
「華子は俺だけのマネージャーになって貰うから。」
と言い、洗い終えると監督の元に行った。

華子は先輩マネージャーの痛い視線を浴びながら、ビブスを一枚一枚干していた。

悠が笑顔で華子の元に来た。
「監督がOKだってさぁー」

悠は監督をどうやって特別なマネージャーにしたのか分からなかった。

が…

悠がそうしたいと、華子を強引にマネージャーにしたのだから、悠付きのマネージャーなんだと華子は思った。


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