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流れる星のように
第2章 母と姉
「なあ、華子、ここラブホテル街だね。」
「そうみたい…」
「ちょっと入ってみない?」
「…。」
「あ…冗談だよ、冗談。ちょっと見て見たかったんだ。」
「いいわよ。私も見てみたい。」

先ほど野村の息子に貰ったお金がある。
二人は制服のままホテルに入った。

ホテルに入ると小さな窓があり、そこからおばあさんさしき女性が、
「どの部屋にしますか?」
と、言った。
窓の所に各部屋の写真があり値段が書かれていた。

中位の値段の部屋を指さし、鍵を貰った。
悠は華子の手を握り暗い廊下を歩いた。

鍵に書かれた番号とドアに書かれた番号が同じ部屋のドアノブを回した。

真っ暗な部屋で、悠はスイッチを探した。



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