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流れる星のように
第2章 母と姉
母は、夜の仕事をしていた。
アパートの下に店がありそこでホステスをしていた。

時々母は夜中に男を連れてきて
流星と姉は押入れの中で寝かされたのだった。

ちゃぶ台には一升瓶と裂きイカがあり
冷酒を二人で飲んでいた。

ちゃぶ台の横には布団が敷いてあり
母は男と裸でいつも寝ていた。

時折、母の悲鳴で流星は目を覚ました。

母が虐められていると最初の頃は思ったが
翌朝の母は機嫌が良く
鼻歌まじりに子供達の御飯と男の御飯を作ってくれたのだった。


六畳一間のアパートに
汲み取り式の便所だった。
風呂は銭湯だった。


母は夕方一番で銭湯に行き
家に帰り着飾り店に行っていた。

母が店に行く時に一緒に家を出て
姉と二人で銭湯に行っていた。

店に行く前の母は綺麗でいい匂いがした。

流星にとっては母は憧れの女性だった。

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