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第2章 母と姉

華子は悠と会うのが怖かった。
悠が好きなのに、他の男とセックスをしてしまった。

学校は半日で終わり、悠は華子を自転車の後ろに乗せ走った。

今日の華子はいつも以上に無口で元気が無い。
悠は心配になり、華子に尋ねたが何も言わなかった。

駅に自転車を置くと華子の手を取り電車に乗った。

「一緒に行きたかったんだ。」

テーマパークの駅に降り、華子の手を取った。

華子は初めてこのテーマパークに来た。

家族で旅行なんてした事も無く、勿論行楽に行った覚えも無かった。

華子は目をまあるくして、楽しんだ。
楽しんでいる華子を見ながら悠は嬉しかった。

「華子、華子は俺が幸せにしてあげるからな。」
華子は恥ずかしそうに頷いた。
悠は、華子を抱き締めた。

「華子、一生好きだからな。」

「私も…私も悠君を一生好きでいる。」

ライトアップされたお城の前で二人はキスをして誓った。

帰り際にショップでお揃いの玩具の指輪を買い、
お互いに嵌め合い、愛を誓ったのだった。