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流れる星のように
第2章 母と姉
華子は悠とのペアリングを見ながら、晴夫に抱かれていた。

悠とは相変わらず、淡白なセックスをしていた。
悠とセックスをするのは嬉しかったが、身体が満足できなかった。

高校生の男子が、女性を満足いかせるまでセックスできていたらいたで問題がありそうだが、
華子は、女としての性を田村に開花させられてしまったからだだった。

華子は悠に嫌われたくなくて、自分を出せなかった。
いやらしい女だと思われたくなくて、華子はいつも受け身でいたのだった。


晴夫は華子を開放させてくれ、それに応じてくれるのだった。
晴夫を嫌いでは無かったが、悠が好きだった。

「華子、愛してる。」
晴夫は華子に熱い愛を囁いていたが
幸恵とも、逢瀬していた。

母にも晴夫は愛を告げているのだろうか?
母は、晴夫にも野村にも愛を告げているのだろうか?

二人とも愛しているのだろうか。


「華子?」
華子は対面座位で晴夫に抱きついていた。

晴夫の胸の中はとても落ち着いた。

華子は、
「私を愛してる?」
晴夫に問うと
「勿論、華子を愛してるよ。」
華子の頭を撫でながら晴夫は答えた。

「じゃあ、母さんは?母さんは愛してるの?」
華子は嫉妬からでは無く疑問にただ答えて欲しかったのだ。

「幸恵さん?幸恵さんは父の秘書で尊敬しているよ。綺麗だし、仕事もちゃんとできるし、気が効くから。」

答えになっていなかった。

晴夫は華子が妬き持ちを、妬いたのかと思い、再度華子が可愛く思えた。

「あ…あ…華子。愛してる。華子が一番だよ…。」



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