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流れる星のように
第3章 見えない流れ星
流星は日曜日、母親を誘い買い物に出掛けた。

綺麗な息子と出歩くのは嬉しかった。

「リュウちゃんは何が欲しいのかしら。」
流星は、
「母さんと出掛けたかっただけさ。」

流星は田村と出会うのを偶然を装おうために一緒に出掛けた。

ランチの予約を流星がしたと言い、幸恵は喜んで店に入った。
メニューを見ていると、田村が近づいてきた。

「流星!こんな所で…あ…幸恵?」
幸恵は目の前のロマンスグレーの男性が誰なのか一瞬わからなかった。

「父さんだよ。母さん。」
幸恵は驚き、立ち上がり
「ご無沙汰しています。」
と会釈した。

「父さん一人?」
流星は白々しく尋ねた。

「待ち合わせだったんだが、知り合いが急に家族の具合が悪くなり、来れなくなり、帰ろうかと…」

「父さんも一緒に食べようよ。何年振りかな。」
流星は空いた椅子を引き田村を座らせた。

幸恵は少し嫌そうだったが、気にせずに田村と流星は話しを弾ませた。

「お手洗いに行ってくるわ。」
幸恵は立ち上がり、化粧室に向かった。

流星はポケットから包みを出し、幸恵のグラスに入れて混ぜた。

そして悪戯っぽい顔をし
「興奮剤だよ」
と、ウィンクした。


幸恵が戻ると
「母さん、ここのお水、少し変わった味しない?」
流星が言うと、一口飲んだ。
「そうかしら…」

「もっと飲んでみて。ほら、ちょっと違うよ。」

「この店の水は天然水で、美味しんだ。ミネラルが豊富で若返るんだよ。美容にいいんだ。そして身体中の錆た部分を取り去るから、病気になり難くなるんだよ。」

「まぁ、じゃあ、たくさんいただかなくちゃ。」
幸恵は一気に水を飲み干した。

「毎日飲まなくちゃ効果はないけどね。」
田村が言うと幸恵は
「それも、そうね。」
と言いグラスを置いた。





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