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流れる星のように
第3章 見えない流れ星
流星が学校の門をくぐると、姉の華子が流星に気付かずに通り過ぎた。

蛻の殻になってしまったようだった。

「姉ちゃん?」
流星は華子を呼び止めた。

「あ…流星…。」
そう言いまた歩き出した。

流星は、華子の後ろ姿を見ながら歩き出した。

「流星君、おはよう。」
女子が何人か流星の元に来た。
そして、何か話しかけながら歩いていた。
生返事をしながら流星は教室まで歩いた。


夏休み前に姉は医学部進学が決まった。
それでも姉は嬉しそうではなかった。

その理由が分かったのは秋だった。
姉は妊娠していたのだった。

学校側は結婚しているので問題無しとした。
華子は大きなお腹を抱えながら学校にも通っていた。

結婚式当日のあの酔いながら華子に無理矢理セックスを強いた時に出来た赤ちゃんだと分かっていた。

子供は欲しくなかった華子には、妊娠は嫌で堪らなかったが、晴夫は喜んでいた。

華子に大学には行かずに家にいるように勧めたが、華子は大学に行くと言い張った。

晴夫は仕方なしに承諾した。

3月の卒業式の日に産気付いた。
華子は大学病院に行った。

晴夫はソワソワしながら出産を待った。

翌日に華子にそっくりな女の子が生まれた。

4月から華子は普通に大学に通いだした。







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