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Blindfold
第7章 けじめ
─────────…


洗い物をしながら、シャツで汗を拭う。



樹との関係は正式に終わりを告げた。



終わってみると呆気ないものだった。



だからと言ってもちろん

これで私の問題が解決したとは、言えない。




はぁ…



かずにぃは今



何をしているんだろうか。






「桜、奥のお客のオーダー取って」



「はい」



店長に言われて慌てて手を拭いて、カウンターの外に出た。



そしてオーダーを取って、店長に伝えようとしたその時、カランと扉の鈴が鳴って、いらっしゃいませ、と言葉を掛けた。



口元に少し生えたヒゲ。

なのに顔はかわいらしい。


童顔と言われるタイプの顔だろうか。



どことなく、誰かに似ているような、そんな気がした。



店長はいらっしゃいと声を掛けてたあと、彼の顔を見て肩を脱力して下げた。



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