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Blindfold
第8章 本当の姿
目が合っている
それだけの事が快感につながる。
顔を引き寄せられて、されるがままに近付く。
この先のことは
後で考えればいい…
夢でもいいから
今はこの時間を──────
そう思い、再び唇を重ねようとした瞬間、かずにぃのスマホが音を立てて震えた。
鳴り止まない
きっとメッセージではなく、電話だ。
「ごめん……出るわ…」
「うん……」
仕方なくかずにぃの上から降りて、床に座り込む。
かずにぃは、スマホを掴むと画面を見て大きく目を見開くと慌てて電話に出た。