この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Blindfold
第9章 本物



「………おはよう」



辛うじて掛けた言葉。


そして、ベッドについている机の上にカフェラテを置いた。




「ありがとう」




返事は


機械ではなく


紛れもなくお姉ちゃんから発された。




私は、ビニールに入ったストローを取り出して、カフェラテに挿し、お姉ちゃんに渡す。



ずっと動かしていなかったからか、大きく腕を震わせながらお姉ちゃんは、ストローを口にくわえた。




ゆっくりとカフェラテが上がって


ゴクリ…と喉がなる。





甘ったるい




カフェラテ。



私は好きじゃない。





「………2年経っても、味は変わらないみたいね」



「…………」




「おいしい……」





そう言って微笑むお姉ちゃんに微笑みを返す。




彼女は



紛れもなく




本物の



薫だった。








/508ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ