この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Blindfold
第11章 正体


憤りが原動力となって、ペラペラと言葉が口から漏れ出ていく。



「俺のこと、知りたいのか?」


「っ………」



そう聞かれると困る。



良く考えたら何にこんなにモヤモヤしているのか良く分からない。



分からないけど


とにかくこんな状況は嫌で


やっぱり知りたいと思っている自分がいる。



でも「知りたいです」とは言えずしばらく間が空くと、店長ははぁ、と息をついた。





「36」


「………え?」



突然数字を言われて顔を上げる。


すると、店長は天井を見たまま話し出した。




「36歳。10月14日生まれの天秤座でO型。身長182センチ、体重は…最近測ってねぇから分かんねぇけど、多分80キロはないくらい」



「────…」


「実家は花屋で、ガキみたいな顔した兄が1人」



「あ、あの…」



「それから…中学はバスケ、高校はガタイがいいからって無理矢理勧誘されてラグビーやってた」



「え、えっとっ…」



「大学出て、一回サラリーマンになったけど性に合わねぇからやめて…んで、ぷらぷらしながら色々悩んだ結果決心して、えーと……多分6年前に店を開いた」


/508ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ