この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Blindfold
第12章 風



思わずベンチに腰掛ける店長の上に転びそうになって、寸前のところで立て直した。




───────髪、似合ってる



なんで、こんなタイミングで、そんなことを言うのだろうか…っ




ジッとライターから炎がたつ。



「っ……だから店長!タバコは───」






「桜!」





ライターの炎が、店長のくわえているタバコにつきそうなる寸前。



背後から、名前を呼ばれて、まるで時間が立ち戻るような感覚に陥った。




この声を知っている



それも嫌という程…





「かずにぃっ…」




振り返る途中で、店長の口から、火のついていないタバコがポロリと落ちたのが目に入った。





ニコニコと満面の笑みで私に近付くかずにぃ。



その笑顔が刃となって、私の身体に突き刺さる。










/508ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ