この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Blindfold
第17章 目隠しはいらない


はぁ…とため息をつく店長を、少しにやけながら見つめる。



いつも余裕そうだと思っていたけれど、そんなことなかったようだ。



そんな新たな一面が見れたことが堪らなく嬉しい。





「お前こそ…」



ポットから、マグカップに注がれた紅茶。



ふわりと匂いが鼻を掠めた。




「本当にもうあいつのことは、いいのか?」





すぐに、かずにぃのことを言っていることが分かった。




「私今日……全てに解放されたんです…」




苦しかったこの2年間。



何もやっても気分が晴れなくて、自分にだけ朝が来ていないんじゃないかと思うくらいずっと目の前が真っ暗だった。




「解放…?」



「そうです」




店長は眉間に皺を寄せながら、心配そうに私を見ている。






「だからね、それを一番に店長に伝えたくて…」




マグカップを掴んで、中を見た。



美味しそうで、安心する香り。




/508ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ