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Blindfold
第23章 夢

もしかしたら…


私が思っているよりも、彼は私のことを想ってくれているのかもしれない。


あぁ……本当に、気分のいい夢だ。


目を覚ましたくない。


このままずっとこうしていられたら……────



「あっ…んんっ」



軽々と身体を持ち上げられて、今度はこのまま後ろに押し倒された。


知らない間に立場が逆になっている。


私の顔の脇に両手をついた達也は、このまま私に顔を近付けると、唇を塞いで深く舌を絡ませてきた。


繋がった部分からの水音と、キスで溢れ出る水音が重なって、耳をくすぐる。


代わりに、彼の律動が少し弱ったのを感じて、物足りなさから私は自然と腰をくねられせていた。



「……っやめないでっ…」


「……─────」


「もっとっ……ちょうだい」




自分から淫らにねだると、唇を離した達也は、私の耳元でチッと小さく舌打ちをした。


怒ってる……?


でもそんなことを気にする余裕もなく、あいも変わらず腰をくねらせてると、達也は繋がったそこに手を伸ばした。



「っ…!!」



指の腹でこねるように、中心に刺激が与えられ、繋がったまま腰が跳ねた。


イっちゃったっ……


それは分かったけど、彼の手は止まらない。




「はぁっ……あっ…」



イッてしまったせいでさらに敏感になったそこ。


体が意図せず暴れてしまうのを必死で堪えようとするけれど、全くいうことをきかない。

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