この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Blindfold
第24章 飼い主


底なしの優しさで、溢れている。


それは私が1番知っているし、そんなところに惹かれた。


なのに私は………



「店長……っ」



私がそう呼びかけると、ん、と店長は軽く返事をした。



「昨日は………すみません…でした」



頭を下げて、床を見つめる。


やっと言えた。


思わず力が入って、両手をギュッと握りしめていると、店長が近付いてきたので、頭を上げた。


じっと見つめると、店長は無表情のまま、私の頭に手を乗せて優しく撫でた。



「いや、俺がお前の気分を損ねるような事をしたのが悪かった」


「………………」


「……最近疲れてそうだったろ。だからお前に無理させたくねぇと思って、葵を雇ったんだ。相談すれば良かったのにな。悪かったよ」



疲れてそう……?


もちろん、お店は繁盛してるけどそんなことは別に思っていなかった。


身に覚えがなくて、何でそう思わせたのか黙って考えていると、あと……と店長は言葉を続けた。



「俺はお前しか見てない」


「────…っ」


「それにもし俺のことをロリコン野郎とか思ってんだったら、今すぐ考えを改めろ」



キッときつく睨まれて、目を逸らす。


葵に対して、妬いてたの、やっぱりバレてたんだろうか……



「………そんなこと、別に言ってないじゃないですか」



恥ずかしくなって顔が熱くなるのを誤魔化すようにそういうと、店長はフッと笑った。

/508ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ