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Blindfold
第30章 ハッピーバースデー
恥ずかしいとか、もっとうまくやりたかったとか、色んなことが全部吹っ飛んで、いやらしい気持ちが私を支配する。
どういう形であれ、欲されていることが一番快感だ。
「はぁっ……んっ…」
「…っ……─────」
前と同様、長く貪るようなキスに、私も欲しくて食らいつく。
胸が苦しくて、切なくて…
一緒にいられなかった期間を埋めるように舌を絡ませていると、そのまま店長は私の胸をメイド服の上から掴んだ。
唇を離した店長はふぅーーっと息を吐く。
そして、クセのある黒髪の間から鋭い目つきをのぞかせ、私の顔をじっと見つめた。
「……たつや…っ」
わざと名前を呼んで彼の反応を見るけど、荒く息をしているだけで、あまり表情が見えない。
それをもどかしく感じながら、私も挑発的な視線を投げて、さっきまで気にしていたスカートの裾を掴んで持ち上げた。
「……っ…さわって」
「…………………」
まくったスカートの中に視線を移した達也が、軽く目を見開いたのが分かる。
こんなやらしいことを自分からしていることにゾクゾクしてさらに興奮が高まる。
そして、そんな私のそこに達也は太くて長い指を這わせてヌチャヌチャと音を立てた。
「………なんだ、このどエロい下着は」
「……っ…」
メイド服と一緒に、葵と買った赤いレースのオープンクロッチの下着。
今みたいに足を開いてしまえば、もう履いている意味はないと言っても過言ではないほど露わになってしまう。