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Blindfold
第30章 ハッピーバースデー



「履いてる意味ねぇな」



案の定な感想と共に、割れ目を探るように達也の指がクチュクチュと音を立てる。


それに私は「あっ…」と声を漏らしながら声を軽く浮かせた。



「……随分とやる気満々だな」


「っ……ぁっ……」



よがっている顔を見られながら、指でひたすらにいじられて、体が跳ねる。


キモチイイけれど、足りない。


早くもっと強い刺激が欲しくて、「たつやぁ」と情けない声で私は彼のことを呼んだ。



「どした」


「もう…っ…挿れてっ…」



いくらなんでも早すぎだろうか。


でもそんなまったりゆっくり前戯をされているんじゃ、体がウズウズしてしまう。




「………もう欲しいのか?」



真顔で、だけど優しく聞き返してきた達也に、私は涙目になりながらコクリと頷く。



「我慢…できないっ……」




もうずっと前から体が疼いて仕方がない。


包み隠さないありのままの私の言葉に、達也が少し声を詰まらせ、唾を飲んだのが分かった。



「…………お前さ、そのどエロいの、どこで仕込んだんだよ」



別に誰かに仕込まれたわけじゃない。


それにこんな風になるのはあなた相手だからなんだけども…


答えに困ってると、達也はズボンのベルトを外しながら、片手で頭をガシガシと掻いた。



「やっぱ答えなくていい」



達也はそういうと、私の下着を脱がす事なく腰を掴み、ゆっくりと固くなったそれを私のそこに擦り付けてきた。



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